二重奏で磨く基礎力:「見上げてごらん夜の星を」2ndで学ぶ要点
- Izumi Fujiyama

- 10月23日
- 読了時間: 3分
二重奏で磨く基礎力:「見上げてごらん夜の星を」2ndで学ぶ要点
ゼロから約90時間のレッスンを経た生徒さんの成長記録。二重奏「見上げてごらん夜の星を」の2ndパートを題材に、左右交差やポジションジャンプ、フレージング、休符の扱いまでを具体的に解説します。 練習のヒントとなることもまとめています。(動画あり)

今日のテーマ
左右交差(D♭/E♭)の確実な切替
G→D♭のポジションジャンプと息の支え
フレージングの設計と八分音符の流し方
休符の「鳴らし方」を意識する
レッスンの流れ
1) 左右交差(D♭/E♭)
音の動きと同時に左右のキーを交互に押さえる箇所。左右の指の交差なのでタイミングが合わないと異音(Cなど)が出やすい。練習の際は、まずは音を出さず、指だけで、第一音の運指をとらえ、第二音の準備ができたタイミングで(時間をかける)素早く次の音へ移動できるようにする。
交互にゆっくりから早くしてみる。できたら、音を出してみる。
ポイント: 成功体験を積み上げてからテンポアップ。エラー学習を避けるため、ミスが出たら即リセットしてテンポを下げる。
2) G→D♭ジャンプ
左手が開放から一気に5本でキーを押さえる。息の支えを切らず、指は縦に落とすイメージでトーンホールを確実にとらえる事を心がける。
3) フレージングの設計
部分練習を連結し、メロディーの流れを知る。八分音符はせかさず、レガートでつなぐ。
「歌い回し」候補を2案作って吹き比べ
メロディのルバートやブレスに対応できるようフレキシブルに
4) 休符の演奏
弦やピアノは発音後も響きが残ることをイメージ。吹奏楽器も息の余韻で空間に音像を残しつつ休符へ。
(フレーズ中の)休符直前の音を強く切らない
響きを残したまま音をリリースすること
よくあるつまずきと修正手順
音が出ない/誤音になる
原因特定 → 運指ミスかタイミングか息圧かを取り上げて検証
失敗要因を1つずつ除去して成功テイクを記録
指が絡む
(左右の指が混合しての問題であれば)片手ずつの分離→左右統合→全体をまとめる
フレーズが流れない
ロングトーンでエアコントロールを練習
次の一歩
本日の問題点を書き出し、改善策を考える
Before/Afterの録画を1テイクずつ保存
一つのパートを録音し、その音源とデュエットで合わせ、フレーズの方向性を検証
あなたの日頃の練習の悩みはありますか?ぜひ感想や質問があればコメントで教えてください。今後のレッスン記録や練習設計のヒントも発信していきます。
体験レッスンのご案内
対象: 初心者〜再開組、基礎を整えたい経験者
形式: オンラインまたは柳井市スタジオ、30分トライアル
内容: 現状ヒアリング+「今日から変わる」1課題の処方箋
申込: 「体験希望」または、「オンラインカウンセリング」でご予約ください。
🎯先着3名さまに、練習設計メモのテンプレートをプレゼントします。
二重奏で磨く基礎力

