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クラリネット〜演奏心理学で本番に強くなる|守りから表現力へのブレイクスルー

  • 6 日前
  • 読了時間: 5分

山口県柳井市のクラリネット教室 フジヤマクラリネット教室 です。

演奏や指導の現場で感じたこと、練習のヒントをこのブログで共有しています。


「守り」から「広げる」へ:クラリネット講師が演奏心理学を体験した驚きのビフォーアフター

演奏者として、クラリネット講師として、かなり大きな発見がありました。テーマは、守りに入ったパフォーマンスから、あえて広げてみるパフォーマンスへ。


「仕上げたはずなのに、いざ本番モードになると小さくまとまってしまう」この感覚は、きっと多くの演奏者が身に覚えがあると思います。私自身もまさにそうで、練習で積み重ねてきたものがあるほど、逆に「失敗したくない」が強くなって、表現の幅を無意識に狭めてしまうことがあります。

でもこの週は、そこをあえて打ち破るような指示がありました。


まずはビフォー/アフター動画を聴き比べる

この週の課題は「自信を持ったパフォーマンス方法」にフォーカス。その検証として、まずは課題のビフォー動画作成

何も考えない状態でフレーズをその日に初めて演奏。(事前の練習なし)

約1週間様々な(演奏心理学に基づいた)課題を取り組みながら週の終わりにアフター動画作成

  • 誰かの演奏をモノマネするように演奏してみる

  • 単調な練習になりがちな音階練習を様々な形容詞を乗せて「演奏」してみる

ビフォーの時点では、仕上がっていないわけではありません。むしろ、よく練ってある。音程も、リズムも、崩れていない。それなのに、どこか「安全」。どこか「まとめにいっている」。それが今回の出発点でした。













守りに入る理由は「下手になること」への恐れではない

今回改めて感じたのは、守りに入るのは単に怖いからではなく、“ちゃんとやってきたからこそ”失いたくないという心理が働く、ということ。

  • ここまで作ったものを崩したくない

  • リスクを取って失敗したくない

  • うまくまとめた方が評価されそう

この心理はとても自然です。ただ、パフォーマンスとして「伝わる演奏」を目指すとき、これが壁になることがあります。


「最大レベルのその上」を目指して、あえて広げてみた

そこでアフターでは、真逆の方向へ舵を切りました。理想とする演奏家の音、そして自分の「スイッチ」を基準にして、**最大レベルの“さらに上”**を狙う。

  • 可能な限りのダイナミクス

  • もっと大胆なフレージング

  • ハメを外す一歩手前まで表現を押し広げる

  • “正しい”よりも“届く”を優先する

結果は、正直驚きでした。「こういう自分も出せるんだ」と、今まで見えていなかった一面が出てきたのです。

そして最大の発見は、同コースを受講している仲間からのコメントでした。音の出だしから引き込まれた表現が豊かで良くなった

I love the way the after video made me feel, you’re more connected, the sound is more intentional and way more expressive, way to go, the improvement is amazing.
After shows much improvement. You moved your body expressing the phrasing. Emotional delivery was far more evident. Good job.
I loved how the first note sounded in the second version… Really taking our attention and leading to something exciting
Such a great difference!! The second video is more musical so far! I can see and hear the clarity of your musical phrasing and your sound, which I love in both videos, but in the after one is a gift! Good job!

もちろん、荒くなるリスクもあります。でも、そこを恐れて閉じるよりも、一度広げてみた先にしか見えない景色がある。今回はまさにそれを体感しました。これは一種のブレイクスルーでした。


学びの背景:Bulletproof Musician のコース修了

このタイミングで、Bulletproof Musician の “Performance Psychology Essential for Educators” コースを終えました。様々なコースを提供している中このコースも一年前に実は受講していたものでした。改めて今回も受講してみて新たな発見がありとても充実したものになりました。心に少しの余裕も出てきたかもしれません。

このコースの学びは、自分のパフォーマンスだけでなく、クラリネット講師、教育者として、演奏心理学に基づいた効果的な練習・パフォーマンスの導き方にも直結しています。

「どう演奏するか」以前に、「どういう心理状態で舞台に立つか」「どういう注意の向け方で表現力が変わるか」「そのための効果的な学習方法はどうしたら良いのか」ここに丁寧に取り組めることが、今とても大きな益になっています。


Bulletproof Musicianの紹介

Bulletproof Musician は、演奏本番で実力を出すための**演奏心理学(パフォーマンス心理学)**を、音楽家向けにわかりやすく紹介するサイトです。創設者の Noa Kageyama が、緊張対策・効果的な練習・暗譜・本番対策などを、研究に基づく記事や講座で提供しています。


まとめ:守りは悪くない。でも、広げた先に“新しい自分”がいる

守りに入るのは、真面目に積み重ねた証拠でもあります。だから否定したくはありません。

ただ、今回の経験で確信したのは、

  • 守りの中で完成させるだけでは届かないものがある

  • 広げてみる勇気が、新しい可能性を開く

  • そしてその広がりは、次の“本当の安定”につながる

ということ。

次は、この「広げた状態」を、どうやって再現性のある形で身につけるか。そこまで含めて、また次の挑戦に続けていきます。


フジヤマクラリネットスタジオの紹介

フジヤマクラリネットスタジオは、山口県柳井市を拠点にしたクラリネットレッスンスタジオです。初心者から経験者まで、一人ひとりの目的に合わせて、音づくり・基礎奏法・表現力を丁寧に育てます。

  • 個人レッスン(学生・大人)

  • アンサンブル/吹奏楽パート指導

  • 本番に強くなるための練習法(演奏心理学の視点も取り入れて)

「もっと自由に歌える音で吹きたい」「本番で実力を出したい」そんな思いを、日々の練習から一緒に形にしていきます。


オンラインで繋がれる「ザ・クラリネットコネクション」のお知らせ

オンラインで学び合い、つながれる場 「The Clarinet Connection(ザ・クラリネットコネクション)」 を運営しています。

1人での練習に行き詰まったときや、継続のペースを整えたいときに。

全国どこからでも参加できるコミュニティとして、練習のヒントや学びを共有しながら、前に進むためのサポートをしています。

※参加方法は、リンクよりご確認ください。


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