クラリネットリード完全ガイド|下ろし方・育て方・調整方法を実演解説
- 12 時間前
- 読了時間: 4分
山口県柳井市のクラリネット教室、フジヤマクラリネットスタジオです。
フジヤマクラリネットスタジオの月一公開レッスンで、2月15日にクラリネットリードワークショップを開催しました。クラリネットやサックスなどのシングルリード楽器にとって、リードは音色、鳴り、コントロールを左右する最も重要なパーツです。このブログでは、クラリネットリードの基本から日々の扱い方、調整の考え方までを、紹介した動画を加えて詳しく解説します。
クラリネットリードの仕組みを理解する
まずは「なぜリードで吹き心地が変わるのか」を、仕組みから確認しました。
リードが音に与える影響(厚み・硬さ・反り)
リードは息の圧力で振動し、マウスピースの先端で開閉を繰り返して音を作ります。
ほんのわずかな厚み・硬さ・反り・左右差が、反応や音程、音色に直結します。
気温・湿度による状態変化への対応
その日の体調や気温・湿度でも状態が変化するため、「合う・合わない」が起きやすいのも特徴です。
新品クラリネットリードの下ろし方(慣らし方)
「新品をどう下ろすか」は、質問が特に多いテーマです。
初日の正しい下ろし方
今回の結論は、“いきなり勝負をかけない” こと。
箱から出したばかりのリードは、まだ繊維が硬く、水分が加わると同時に変化があることから反応が読みにくいことがあります。
初日は短時間で試し、無理に鳴らし切ろうとせず、状態を見ながら進めます。
ワークショップでは、
軽く吹いて反応を確認する
水分の含ませ方の注意点
同じリードでも「少し時間を置くと変わる」こと
などを具体的に共有しました。
クラリネットリードの育て方と日々のケア
よくある疑問として、次のような質問が出ました。
箱から一気に全部出して吹いてみるのか
一枚ずつ出して、使って使えなくなったら次にするのか
最初に吹いて吹けなかったら、もう捨てるのか
段階的な慣らしプロセス
ここで大事なのは、
「当たり外れ」だけで判断せず、ローテーションで育てるという視点です。
1枚だけを酷使すると、偏って消耗しやすく、突然崩れます。
複数枚を回しながら使うと、状態の変化をつかみやすくなります。
「今日はこれが良い」「明日は別の1枚が良い」ということが起きても、慌てなくて大丈夫です。リードは“生き物”のように、その時々で表情が変わります。
クラリネットリードの調整方法と考え方
調整(リードを削る、整える)は、やり方以前に目的の言語化が重要です。
ワークショップでは、たとえば次のように整理しました。
音の立ち上がりを良くしたい
高音がきつい、または詰まる
低音が鳴りにくい
息が重い、または薄い
“何を変えたいのか”が決まると、触るべき場所も、触る量も見えてきます。
そのうえで、
左右バランスの見方
反りや先端の状態の確認
微調整の順番(やりすぎない)
を実例でお見せしました。
まとめ
リードは消耗品ですが、同時に「育てて付き合うツール」でもあります。
リードのコンディションだけでなく、演奏者側のコンディションも日々変化する。
数日練習していない状態でいきなり吹いて、「このリードは悪い」と判断するのは早い。
疲れている時でもベストコンディションの時でも対応できるよう、使えるリードを数種類用意しておく。
そのうえで、自分のコンディションをよく観察しながら、調整し、維持していく意識が必要。
今日の内容が、
迷いなく選べる
無駄に捨てない
自分の基準で調整できる
につながれば嬉しいです。
フジヤマクラリネットスタジオのご案内
フジヤマクラリネットスタジオ(山口県柳井市)では、
初めてクラリネットに触れる方
部活動・吹奏楽で伸び悩んでいる方
音色や息の使い方、基礎を見直したい方
に向けて、基礎から丁寧にレッスンを行っています。
公開レッスンでは、普段のレッスンでは扱いきれないテーマも取り上げながら、疑問を一つずつ解決していきます。
また、楽器を使わないオンライン呼吸ワークショップも隔週で開催しています。
次回は 2月26日 21:00 です。
次回の公開レッスンのお知らせ
レッスンは各10〜15分程度です。
普段、個人レッスンでは体験できないグループでの学びを得ることができます。
前もって予約していただければ、楽器体験もしていただけます。
これからクラリネットを始めてみたい方も、ぜひ参加して下さい。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。

