母娘で舞台へ──はつかいち平和コンサート2025出演記
- Izumi Fujiyama

- 10月14日
- 読了時間: 2分
更新日:10月23日
はつかいち平和コンサート2025に母娘で出演しました
昨日10月12日、廿日市さくらぴあ大ホールで開催された「はつかいち平和コンサート2025」に、私と娘はオーケストラのメンバーとして出演しました。長年続く歴史あるこのコンサートにて、密かな夢だった「母娘で同じ舞台に立つ」ことが叶いました。
参加のきっかけ
オーケストラ団員募集の告知を偶然見つけ、娘と一緒に挑戦することを決めました。練習は8月にスタート。さくらぴあの練習室で各セクションごとの集中練習が行われ、講師の先生方の的確な指導のもと、少しずつ仕上げていきました。
当日のプログラム

後半はオーケストラのステージ。
シベリウス:カレリア行進曲
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
松本憲治先生 編曲:春が来た
前半は、はつかいち室内合奏団SAKURAとソプラノソロの共演、そしてはつかいちジュニア弦楽合奏団NOZOMIの演奏と、多彩な構成でした。
ホールと響きの難しさ
舞台は大ホール。合唱団が背後に控え、管楽器はひな壇を使わず、ソリストがオーケストラ前面に配置されました。奥行きのある残響空間でタイムラグを計算しながら呼吸を合わせるのは難易度が高く、耳と集中力が試される本番でした。
母娘で得た学び
近年の本番経験は今や娘の方が豊富。私は久しぶりのオーケストラ参加で気持ちを引き締めつつ、舞台を純粋に楽しむことができました。娘はコンマスの上野先生のすぐ隣で弾かせていただき、間近で多くを吸収できた様子。音楽の現場でしか得られない学びを、互いに共有できたことが一番の喜びです。
セクションの雰囲気と木管の連携
オケのメンバーの多くは、長年の参加者や市内の団体で顔を合わせている方が中心の印象。新規参加の割合はどのくらいだったのか、気になるところです。
同列に並ぶクラリネットとファゴットのセクションでは、和気あいあいとコンタクトを取りながら、タイミングや音程の確認を密に行えたと思います。


運営への感謝
さくらぴあの運営チームは、大人数をまとめながら全体の流れを滞りなく進行。長年の経験に支えられた段取りの良さに、心から感銘を受けました。
おわりに
音の難しさも含めて、舞台は一期一会。その瞬間にしか生まれない呼吸と響きを、母娘で感じ合えた貴重なコンサートでした。支えてくださった皆さまに感謝します。次のステージに向けて、また一歩ずつ。
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