2026 ICAヤングアーティストコンペ挑戦ガイド|特化クラスのご案内—国際クラリネット協会 ClarinetFest 2026(仁川・韓国)に向けて
- Izumi Fujiyama

- 10月27日
- 読了時間: 4分

国際コンクールに挑戦〜国際クラリネット協会
国際クラリネット協会(ICA)のヤングアーティスト・コンペティションに挑戦しませんか。録音審査から本選(ClarinetFest® 2026/韓国・仁川)までの流れと、準備の進め方を要点でまとめました。フジヤマクラリネットスタジオの特化クラスで、実技と実務の両面を伴走します。
2026年は仁川、韓国にて:近い!挑戦してみよう!
2026年のClarinetFestは韓国・仁川で開催予定です。日本からの渡航は米国や欧州に比べて距離・費用・移動時間の面で負担が軽く、初めての国際挑戦として最適な環境です。この機会に、準備期間を区切って計画的にチャレンジしてみませんか。
応募概要(要点) 公式HP詳細はこちら
応募資格:コンテスト参加者は2026年6月30日時点で27歳に達していないこと。
応募:応募書類の提出期限は2026年4月1日。(現地時間)
予選ラウンドのコンテストルール
応募料:50米ドル。すべての応募者はICAの正会員であることが必須。
参加者の年齢証明として、運転免許証、パスポート、または出生証明書のコピーを提出してください。(日本からはパスポートが望ましい、他の場合は要確認)
指導者(いる場合)と参加者の両方が、別途書面で署名した声明において、ビデオ録画が参加者本人の演奏であり、編集されていないことを証明する必要あり。
録画の指示:コンテスト告知に記載された通りの順序で、すべてのレパートリーを含む高品質のビデオ録画を提供してください。各曲について、編集されていない別々のビデオを録画してください。審査過程の公平性を確保するため、ICAがビデオから音声ファイルを抽出します。
課題曲
予選ラウンドのレパートリー:
Wolfgang Amadeus Mozart:Concerto in A Major, K. 622 – III. Rondo:Allegro (any edition) (ピアノ要)
下記より1曲選択:
(a) Béla Kovács:Hommage á R. Strauss
(b) Béla Kovács:Hommage á Z. Kodaly
(c) Béla Kovács:Hommage á A. Khachaturian
クラリネットフェスティバル会場にて:
準決勝
Isang Yun:Piri(1971) for solo oboe or clarinet – Teil I
Carl Maria von Weber:Grand Duo Concertant– Mvts. 2 and 3 (any edition)
決勝
Amanda Harberg: Clarinet Sonata (all movements)
審査
予選審査は録音審査で行われます。準決勝進出者への通知は2025年5月1日までに送付されます。
準決勝と決勝はClarinetFest® 2026で開催されます。
各準決勝進出者には、ClarinetFest® 2026の参加費免除。旅費およびその他の費用は参加者の負担となります。ビザと渡航の手配は、全て参加者の責任で行ってください。
賞金
一等賞 – 5,000米ドル;ICAは2027年のクラリネットフェスティバルにて一等賞受賞者による演奏資格が与えられます。
二等賞 – 2,000米ドル
三等賞 – 1,000米ドル
挑戦の価値(私の原体験)
学生時代にヤングアーティスト部門で第2位を経験。結果だけでなく、準備の設計、本番での集中、フェス期間の出会いが大きな財産になります。当時無かった高校生枠やオケスタ部門など現在は選択肢も拡大し、現時点の自分を一段引き上げる目標として最適です。
FUJIYAMA CLARINET STUDIO|特化クラス
譜面手配、対面・オンラインレッスン
動画添削と練習計画の最適化
英文メールを含む現地とのやり取りや申込手続きの伴走
録音セッション設計・立会い
渡航に関する事務サポート
推奨タイムライン(目安)
10〜11月:申込・譜面調達・レッスン開始
3月:録音
4月:提出
5月:結果通知
夏:本選(該当者)
受講にあたっては、現在師事している先生の了承を得た上でご参加ください。十分な準備期間を確保するため、早めのご連絡をおすすめします。
コンクールには出ないけれど、自分のチャレンジとして取り組みたい方へ
コンクール参加は必須ではありません。以下のような「期間限定チャレンジ」としての受講も歓迎します。
目標設定:4〜12週間の期間を設定し、レパートリーやオケスタ抜粋を明確化
計画設計:週次の達成目標、練習メニュー、録音提出の頻度を組み立て
実技サポート:レッスン(対面・オンライン)、動画添削、フォーム修正、テンポ設計
本番代替:録音提出会やスタジオ内ミニ発表会でのアウトプット機会を提供
振り返り:チェックリストと評価シートで前後比較し、到達度を可視化
受講のゴールは「結果(入賞)」だけでなく、計画→実行→振り返りのサイクルを回すこと。自分のペースで、確実な前進を積み上げましょう。
国際クラリネット協会 ヤングアーティスト 国際コンクール ClarinetFest 仁川、韓国

