10月公開レッスンレポート|“鳴る音”をつくるウォームアップと”聴く力”を養うアンサンブル
- Izumi Fujiyama

- 10月25日
- 読了時間: 3分
10月公開レッスンレポート|ウォームアップとアンサンブルで磨く“鳴る”音

10月25日の公開レッスンには、お二人が参加してくださいました。秋らしく気温が下がるなか、まずは体と息を整えるところからスタート。基礎に立ち返りつつ、デュエットやアーティキュレーションの改善まで幅広く取り組みました。
ウォームアップ|体を解きほぐし、“鳴る準備”をつくる
深い呼吸でリラックスし、指、手首、腕、肩、首、アンブシュア周りを順にストレッチ
最低音に向かって音出しして、深く素早い息とエアコントロールを確認
リードの振動と楽器全体の響きを感じながら、徐々に音域を拡大
左手、右手と個別に運動を行い、コーディネーションを整える
ウォームアップは「力を抜いても響く」状態づくりが目的。体が温まるにつれて、音の立ち上がりと持続が安定していきます。
********. ウォームアッププログラムに興味がある方はこちらまで連絡 *******
自主テーマでの個別取り組み
公開レッスンでは、参加者が「今、取り組みたいこと」を軸に内容を決めます。
克服したいセクションを集中練習
進行中の曲の確認と仕上げ
前回取り上げた箇所の復習
目的意識をもって臨むことで、上達の手応えが明確になります。
デュエットで学ぶ“聴く力”と“流れを作る力”
アンサンブルの曲に取り組む時は、互いのパートを聴き合いながら演奏する必要があります。メロディに寄り添って、伴奏側が流れを作ることを意識しました。参加者同士のアドバイスも活発で、気づきの多い時間になりました。
タンギングとスタッカート|“鳴らない”を“鳴る”へ
クラリネットのタンギングが“鳴らない”原因を3点に絞り、即効で直す手順をまとめます。
レガートからスタッカートなど奏法に変化がある際に音が鳴りづらくなる場面に注目し、次の点を調整。
アタックの子音を明瞭にする
タンギングのたびに息を飲み込まない
息の方向とスピードを一定に保ちながら、リードの振動を止める(舌をつく)離すを素早くする
意識を変えるだけで、アタックがはっきりし、アーティキュレーションがクリアに。音が前に飛ぶ感覚がつかめました。
タンギング、スタッカート診断に興味があればこちらまで問い合わせください
異なる楽器の演奏から学ぶ
クラリネット以外の演奏を聴くことも推奨しています。構造の違いによる音の出し方は異なっても、音楽としての表現は共通。別の楽器の視点を取り入れると、新しい発見が増えます。
次回のご案内
日時:11月29日(土)10:00~12:00
形式:受講・聴講ともに無料(要申込み)
申込み時に「取り組みたい内容」をお知らせいただけると進行がスムーズです(当日変更可)
次回クラリネットの方、レッスン生、は「スマイリームーン」またはABRSMの課題曲等に取り組んでいきます。詳しくは講師と確認してください。
いろいろな楽器でのご参加も歓迎しています。ご自身の“鳴る音”を見つけてクラリネットライフ楽しんでいきましょう。
クラリネットについてのお悩みやブログについてもお気軽にコメントください。

