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呼吸を考える:クラリネット再スタートガイド

はじめに

クラリネット再スタートに向けた「呼吸」ガイドです。楽器を持たない準備運動で、安定した音色とフォームの土台を作ります。体調に合わせて、短時間×高頻度で無理なく進めましょう。


ガイドのねらい

  • 風船を膨らますのも負担に感じる方でも、数週間かけて安全に「吐き切る力」と「姿勢支持(体幹)」を育てる

  • 「静かに吐き切る→自然に入る」の呼吸循環を体感し、演奏時の息の流れを整える


対象読者

  • 久しぶりにクラリネットを再開する方

  • 体力に自信がない方や運動習慣が少ない方

  • 基礎から呼吸とフォームを見直したい初心者


⚠️ 健康上の不安がある場合は医師の助言を最優先してください。めまい・胸部不快・頭痛など症状が出たら中止。


進め方(1日の目安)

  • 合計5〜10分

  • 疲労やめまいが出ない範囲で、短時間を複数回

  • 体調が悪い日は中止してOK


基本メニュー(ステップ順)

  1. 姿勢リセット(30〜60秒×1–2回)

    • 椅子に浅く座り、足裏全体を床へ。背もたれに寄りかからない。

    • 鎖骨を開き、肩をすっと下げ、首と顎の力を抜く。

    • 立奏の場合も足裏全体で床を捉え、重心を中央に。

  2. 吐き切る→自然に入る(3呼吸)

    • 口をすぼめ、遠くのろうそくを消すイメージで「フー」と細く長く吐く。

    • 吐き切ったら数秒保持。空気が「勝手に入る」感覚を観察。

  3. やさしい抵抗呼吸(約1分)

    • 水を入れたコップに細いストローでブクブクと吐く。

    • ペットボトル等で軽い抵抗を作って様子を見る。


チェックの目安(週1回)

  • 吐き始めの勢いを一定に保てるか(最初だけ強くなりすぎない)

  • 肩や首に力みが出ないか(出たら時間や強度を下げる)


よくあるつまずきと対処

  • 吸おうと頑張りすぎる → まず「吐き切る」を優先。吐ければ自然に入る。

  • 首肩が固まる → 姿勢リセットをこまめに差し込む。吐く量を減らして再開。




参考・関連

  • 本シリーズの概要や前回までの内容は、こちらのブログを参照してください。以前のブログ




付記(対象と意図)

このシリーズは、クラリネットを久しぶりに手に取る愛好家、体力に不安がある方、フォームや呼吸を基礎から整えたい方のために制作しています。効率的に基礎体力を育て、演奏時のフォームと呼吸の基本を習得できるようサポートします。


対面レッスン、オンラインレッスン、オンラインサロンなど、様々な形でつながることができますので、お気軽にお問い合わせください。



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