今年もクラリネット演奏しました:サザンセト音楽祭
昨年に引き続き、作曲家でピアニストの松井亜沙美さんにお誘いいただき、サザンセト音楽祭の舞台に立たせていただきました。
亜沙美さんは今年、作曲活動に専念されていますが、通常はジャズライブ、合唱伴奏、ビッグバンドの芸術監督など、幅広く活躍されています。県内外に多くのファンがいらっしゃるのも納得です。持ち前の明るく元気な様子に、こちらも元気をもらえます。
今年の亜沙美さんからの「お題」は "Autumn Sky" という作品です。元々低音楽器との曲だったものを、クラリネットとの演奏用に再アレンジされたとのことでした。
しっとりとしたピアノのイントロから、長いロングトーンでメロディーが奏でられます。その下で動くハーモニーが美しいですね。夏の活発な様子から季節が移り、雲が空の高いところを流れているような感じがします。途中、風に舞い落ちる枯葉が、時折吹く強い風に煽られて舞う情景が浮かびます。木々も色づき、空気もピリッとして、冬へ向かって突き進んでいくようです。
全体を通して、寂しさと愛おしさと心がハッとするようなハーモニーが散りばめられた作品です。初めて合わせた時、思わず「うわぁ〜こんなハーモニーなの?」とワクワクした部分もありました。
演奏中、高音へ舞い上がる部分はコントロールが難しく、常に注意が必要でした。また、1音に情景や思いを込めることも大切でした。コンサートホールの音響がそれをうまく運んでくれたと思います。
この演目に興味がある方は、作曲家の松井亜沙美さん(ホームページ)にぜひ連絡してみてください。他の楽器でもアレンジしてくださるかもしれません。この作品が多くの方に演奏されていくことを楽しみにしています。
この日のプログラムでは、もう1曲 "Tea for Two" も演奏しました。こちらは1年前にベースを加えた編成で演奏しましたが、編成が違えば演奏の流れも変わります。今回は二人でインプロビゼーションや掛け合いをうまくやりくりしました。亜沙美さんの手ほどきのおかげで、クラリネットのソロ部分も上手くこなせました。
今年もあと少し〜来年へ向けて
さあ、今年も残りわずかです。素敵な音楽仲間と一緒に音楽を奏でることは、何よりも楽しいことです。来年へ向けて、まだまだチャレンジは続きます。
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