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しまなみ音楽祭:音楽学校

おのみち、向島

マンホール


GW期間中に行われたしまなみ音楽祭、5月の音楽学校へ参加してきました。

初の参加。娘も参加。昨年SNSでこの中国地方でも音楽祭を運営されていることを知り、色々学んでみたいと思い、今回の参加となりました。


室内楽を楽しむということで20数年前から開催され、そこから広がり現在の形になったようです。詳細はご確認ください。






プレコース(しまなみ音楽祭)




コースは課題曲をこなす、マスターコースとその他のプレコースに分かれており、ヴァイオリン2年目の娘はプレコース。私も課題曲ではないし、こちらの準備した楽曲でやっていただくので、プレコースとなりました。


Finzi 5つのバガテルより〜

クラリネットの参加は無理かと思いながらも、グループを作っていただきました。

メンバーと前もっての顔合わせや、確認ができなかったので講習2日間のみ。初日は全通しで様子を見ました。1,2,4,5楽章の予定でしたが、限りある時間で、最大の達成感を求めるには、演奏量を相当カットする必要がありました。結果、予定していた半分に切りました。(10→5分)講師の先生方も、時間外に練習に付き合ってくださっていたようです。感謝です。2日目は半分になった分、集中して、4,5楽章に取り組みました。「落ちずに通せる」ことがメインになってしまい、楽章ごとの表現を作りあげることに時間をかけることができませんでした。どれだけ各自の準備ができた上で全体のまとまりを作っていくかという、これも経験を重ね、培っていかなければならないでしょう。それでも劇的な前進となり、日曜の本番を迎えることができ、パフォーマンスの緊張感、躍動感、一体感が生まれました。ステージでやっと皆さんの笑顔と目が合った(コミュニケーションが取れた)瞬間でした。私のここでの参加意義は自分が演奏しに来たというより、若い人たちにデモンストレーションしながら伝えることだったと思います。こんなおばちゃんと一緒にするのは相当プレッシャーをかけてしまったのかもしれません。 講師の方々の熱意ある優しい(優しすぎる!!)指導で無事終えられてよかったと思います。 〜近いうちに全楽章やりたいです!


これまでも管楽器が参加したことがあるとのことで、とてもありがたく思います。管楽器世界も、吹奏楽で育ってしまうと、弦楽器との室内楽など、音大やアマオケなどに入らないと経験できないのが実情ですね。 このような音楽学校にて弦楽器と室内楽のレパートリーを体験できることをもっと推奨し、作っていけたらと思います。


今回私の出番が終わった後に、ヴァイオリンの女の子が、「クラリネット初めて聴いた、よかった」と声をかけてくれました。弦の子供達にとっても、管楽器を聴く機会、弦と共演しているところを聞くことができるのも貴重な体験だったのだなと自覚いたしました。


吹奏楽文化:

私自身も吹奏楽でずっと育ってきて、オケを経験したのが、アメリカ留学後でした。(以前のブログ)弦楽器の皆の音楽知識の成熟度は自分のそれとはずいぶん差があることに愕然としたことを覚えています。 ピアノや弦楽器のカルチャーとは全く異なり、体が小さい幼児期には導入が不可能であり、小学校高学年、中学校、または高校に入って、音楽の基本を習わずに、初めて楽器を手にするというのが多数で、先生について個人レッスンを受けるのは音大を受験する時になって初めて習う、という人が少なくなく、弦とのアンサンブルもする機会がないのではないでしょうか。また、部活での制約多く、なかなか学生が個人レッスンで習うということがありません。

学校のコンクールやポップス中心の選曲で、音楽の基本を学べずに演奏する日々ではなんともかわいそうです。部活の良い面もありますが、音楽をするという意味では、同詩ても偏りが出てしまうことを認識することが必要です。 もっとキッズオケ、ユースオケが増え、子供達が音楽を経験する環境を作っていかなければならないなと思いました。そして管楽器も積極的に弦楽器とのアンサンブルをしていきましょう。


さあ、何ができるでしょう。



本番前



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